くしゃみは引き金に過ぎません。本当の問題は、その前から積み重なっていた腰への負担にあります
ぎっくり腰になる本当の理由|くしゃみが犯人じゃない
くしゃみをした瞬間、腰に激痛が走って動けなくなった。
そんな話を聞いたことがある方は多いと思います。
「え、くしゃみで?」
と思うかもしれません。
でも実は、くしゃみそのものが原因ではありません。
くしゃみは、あくまで最後の引き金です。
本当の問題は、その前から水面下で積み重なっていた腰への負担にあります。
同じくしゃみでも、なる人とならない人がいるのはなぜか
毎日たくさんの人がくしゃみをしています。
でも、そのたびにぎっくり腰になるわけではありません。
同じようなくしゃみをしても、何ともない人もいれば、動けなくなる人もいる。
この差は、くしゃみの強さではなく、そのときの腰の状態です。
たとえば輪ゴムをイメージしてみてください。
新品の輪ゴムは、引っぱっても元に戻ります。
でも、古くなって伸びきった輪ゴムは、少し力が加わっただけで切れそうになります。
ぎっくり腰もこれに近い状態です。
突然起きたように見えて、実際にはその前から、腰にはかなりの負担が積み重なっていることが多いのです。
腰だけが悪いわけではありません
人の体は、本来は全身の関節が連動して動いています。
- 股関節
- 胸まわり
- 背骨
こうした部分がそれぞれ動くことで、体の負担はうまく分散されます。
ところが、姿勢のクセや生活習慣が続くと、動くべき場所が少しずつ動かなくなっていきます。
すると体は別の場所でその分を補おうとします。
これが代償です。
股関節がうまく使えない。
胸まわりが硬い。
背骨の動きが少ない。
そうなると、腰まわりの筋肉がその分まで引き受けることになります。
つまり、腰は悪者ではなく、ずっと頑張らされていた側なのです。
ぎっくり腰は「突然」ではなく「蓄積の結果」
ぎっくり腰は、ある日いきなり起きたように見えます。
でも実際は、少しずつ限界に近づいていたところに、
- くしゃみ
- 前かがみ
- 靴下をはく
- 荷物を持つ
といった、ほんの小さな動きが重なって起きることが少なくありません。
つまり問題は、その動作ではなく、
その動作で限界を超えてしまう体の状態です。
痛みは氷山の一角です
ぎっくり腰で感じる強い痛みは、氷山でいえば海の上に出ている部分です。
その下には、
- 関節の動きのかたより
- 体の連動の崩れ
- 腰に集中した負担
- 慢性的な緊張
こうした“見えない下地”が隠れていることがあります。
痛みだけが落ち着いても、この下地がそのままだと、また同じことを繰り返しやすくなります。
「また同じところをやった」
という方が多いのは、このためです。
大切なのは、痛みの後ろにある下地を見ること
ぎっくり腰を繰り返さないために大切なのは、
その場の痛みだけを見ることではありません。
- 股関節が動いているか
- 胸まわりが広がるか
- 背骨がしなやかに動くか
- 腰だけに負担が集中していないか
こうした体全体のバランスを見直していくことが大切です。
当院では、痛い場所だけを追いかけるのではなく、
なぜ腰がそこまで頑張らなければいけなかったのか
という視点で体をみています。
それが、当院の考える「戻らない体づくり」です。
あなたの腰は、今どちらですか?
今はまだ痛くなくても、
腰がずっと頑張り続けている状態かもしれません。
あなたの腰は、まだ余裕のある輪ゴムでしょうか。
それとも、すでに伸びきった輪ゴムでしょうか。
気になる方は、LINEからご相談ください。
「最近ちょっと危ない気がする」
そんな段階でも大丈夫です。
バランスビュー匠
高山英知